海外で流行 eスポーツとはどんなもの?

eスポーツ

日本では「スポーツは体を動かして行うもの」というイメージが強く持たれており、テレビゲームやネットゲームはスポーツとして扱われていません。しかし、古くからダーツなど幅広い競技をスポーツとみなしてきた欧州圏では近年ますますスポーツの定義が広がっています。コンピューターゲームが盛んになる中、体全体を動かすのではなく頭や手を巧みに動かして能力を真剣に競い合うゲームもスポーツ扱いされるようになってきました。

そんな中、電源を必要とする対戦型のコンピューターゲームは、いつしかeスポーツ(エレクトリックスポーツの略)という名称で呼ばれるようになりました。最もeスポーツに対する理解が深い欧州圏では1990年代後半からeスポーツの大会が開催されるようになります。2000年代に入って高速通信時代がやってくると、オンラインで世界中の相手と対戦が出来るようになり、さらに盛り上がりが加速しました。そして、今では優勝賞金が1億円を超えるようなビッグな大会も開催されています。

世界的なeスポーツの人気を受け、この分野に対する理解度が低かった日本においても急速に状況が変わってきています。2016年には日本プロeスポーツ連盟(のちに日本eスポーツ連合に改名)という一般社団法人が設立され、今後は日本でも大きな大会が開かれる事になるだろうと予測されています。また、中長期的にはオリンピックの正式種目に加わる可能性も出始めている注目競技です。

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