伊調馨 日本のスポーツ選手

伊調馨

日本では色々な種類のスポーツが盛んなので、決して多くの人が親しんでいるとは言えない種目においても、オリンピックに出場し、さらにメダルを獲得する選手が大勢生まれています。そういったスポーツ選手の中でも、女子レスリングの伊調馨は、オリンピックなどの世界の舞台で非常に大きな活躍を果たして、その名前を日本スポーツ界の歴史に刻み込んだ人物の一人です。

伊調馨は1984年の6月13日に、青森県の八戸市で誕生しました。兄と姉がレスリングをしていたことから、彼女も地元のレスリングクラブで練習するようになり、さらに高校と大学では地元を離れてレスリングの強豪校に入学し、どんどん実力を付けて行きました。ちなみに、彼女の姉はオリンピックで銀メダルを獲得したことがある、有名なレスリング選手の伊調千春です。

そんな彼女が最初にオリンピックに参加したのは、2004年に開かれたアテネオリンピックのことで、63kg級において金メダルを獲得し、さらに姉妹でメダリストとなったことからその存在が大きく注目されました。アテネの後も北京、ロンドン、リオデジャネイロと続けて金メダルを獲得し、女子個人としては世界で初のオリンピック4連覇という偉業を達成した彼女には、2016年に国民栄誉賞が贈られました。

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