葛西紀明 日本のスポーツ選手

葛西紀明

日本のスポーツ界においては、その長い歴史の中でこれまでに数多くの名選手と呼ばれる存在が生まれてきましたが、さらに進んで、現役でありながら伝説的な存在とまで呼ばれるようになった選手もいます。そういったスポーツ選手の一人が、男子スキージャンプの葛西紀明です。

葛西紀明は1972年の6月6日に、北海道上川郡の下川町で誕生しました。下川町はかつて冬季オリンピックが開催された町だということで、ウィンタースポーツがとても盛んだったため、彼もまた子供のころからスキージャンプを始めました。彼はスキージャンプを始めてからそれほど時間を置くことなく、そのたぐいまれな才能を発揮するようになり、中学生が参加する大会で何度も優勝して注目を浴びました。

さらに16歳で初めて国際大会に日本代表として参加し、さらに19歳でアルベールビルオリンピックに出場するなど、快進撃を続けて行きました。彼はその後も、リレハンメル、長野、ソルトレイクシティ、トリノ、バンクーバー、ソチと、合計7回もオリンピックに出場するという大変な偉業を成し遂げます。そういった素晴らしい成績を記録し、また40歳を超えても若い選手に交じって世界大会に出場し続け、さらに優秀な結果を残す彼には、尊敬の念を込めたレジェンドという異名が付けられました。

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