北島康介 日本のスポーツ選手
日本のスポーツの業界で大きな波をもたらしてきたのが北島康介選手です。彼は水泳の平泳ぎで世界を制するということをやってのけた、日本が誇るレジェンド的な存在です。
数あるスポーツの中でも水泳は日本がずっと勝てない競技でした。水泳はどうしても水を押し出す力が必要になるので、体格が大きな意味を持つことになり、体格が小さな日本人ではまず勝つことができないと考えられていたのです。その考えを覆したのが、この北島康介選手ということです。
最も彼の場合は覆したというよりは、自分の努力と才覚で世界一を勝ち取ったということになるのかもしれません。何しろ平泳ぎは水泳の競技の中でもとりわけ水を押し出す力が必要となる競技なので、これで世界一になるということがどれだけ凄いのかということはほとんどの人が分かっている状況でした。しかも、二度目の世界一の時にはどちらかというと負けるのではないかとも考えられていたところもありました。ですが、決勝の土壇場となると勝ってくれるという奇跡を起こしてくれました。これによって業界が大騒ぎになりましたし、流行語も出てくるようなことにもなり、北島選手はあっという間に時の人となりました。それぐらいの大事だったわけです。